国際交流ワークショップA

ニューヨーク(Midtown, Manhattan)

NYまちあるき

 

ニューヨークにおいては、日本では感じることの難しい、建設ラッシュに沸く大都市の息遣いを体感しつつ、それを規制・誘導しようする最先端の都市計画手法を学んだ。

訪問地区:ミッドタウン,ローワーマンハッタン,ミッドタウンサウス,ブルックリン

 

なお、本プログラムは筑波大学OBのご協力のもと行われた。


NYまちあるき 〜ミッドタウン編〜

ミッドタウンは、ニューヨークでも経済活動が活発なエリアであり、有名なスポットが集積していることから観光客にも人気となっている。近年では、都市再生が急速に進められており、ビリオネアロウをはじめとして超高層住宅開発等がなされている。

 その都市再生を成立させているのは、容積率緩和制度と容積率移転制度である。日本では東京駅において導入された手法であるが、ニューヨークにおいては盛んに取り入れられており、2005年や2015年には新たな制度が創設されている。同時にその公共性や権利関係等に関して常に議論がなされており、最先端の課題について学んだ。

 また日本でも検討が進められているBusiness Improvement District制度について、ニューヨークの初期かつ先進的な事例を学び、日本での導入に向けた知見を得た。


NYまちあるき 〜マンハッタン編〜

ローワー・マンハッタンはマンハッタンの南端に位置し、行政やビジネスの主要機関を抱えるオフィス街を中心に広がるエリアである.

 まちあるきは悠久の歴史を持つトリニティ教会から出発し、ゾーニング条例制定のきっかけとなるエクイタブルビルや、開発権移転の事例サウスストリートシーポート等、数多くの建築を見学した。またワールドトレードセンターワンのワールド展望台を登り、ニューヨーク都市の変遷を理解し、全体を眺め、超高層ビルの建設競争ブーム時代建てた高層ビルが数多く林立している。ハウストンストリートは1811年委員会計画で碁盤目状に整備された。トライベッカやソーホーでは芸術家の流入により、ジェントリフィケーションが起こった。

 数多くの歴史的建造物とモダンな建物を見学し、現代と歴史の完璧な融合に感心した。